(2024.04.18) 国際交流エコ・スローマラソン印旛2024が開催されました
4月7日、当協会主催の国際交流エコ・スローマラソン印旛2024が盛大に開催されました。本大会の実行委員長、舟本圭吾氏より所感が寄せられましたのでご紹介します。
国際交流エコ・スローマラソン印旛2024(エコマラソン)が4月7日(日)に開催されました。シンガポールから34名、香港から4名のランナーがこの日のために来日されました。日本人ランナー39名、ボランティアランナー17名を合わせて94名の参加者が約20キロのコースを6時間かけて完走しました。
当日実行委員が6時から設営等の準備に取り掛かったのですが、弱雨では済まないレベルのしっかりした雨が降っており、暗雲が立ち込めました。ただ不思議と開始20分前から雨足が弱まり、スタート8時には雨がぴたっと止みました。
印西市国際交流協会が初めて主催する今回のエコマラソンは2つの主眼点がございます。従来のエコマラソンはSGDs、サステイナビリティに基づくゴミ拾いをすることを外国人ランナーに提供することが主な役割でした。
今回はその概念に加えて外国人ランナーと日本人ランナーがゴミ拾いをしながら国際交流することに着目しました。日本ではジョギングをしながらゴミ拾いをする、いわばプロギングの概念が欧米諸国に比べて浸透しておらず、参加料を受け取っての開催に関しては懐疑的な意見も多く、当初は日本人ランナーの集客は夢のまた夢ではないかと諦めに近い心境でした。
1か月前までは数えるほどの日本人ランナーの応募が1か月前には40名近い応募が集まりました。どのような大会になるかも分からない中で、多くの方が私の考えに賛同いただき、集客に貢献してくれました。本当にありがたいことです。
また私の趣旨に賛同いただき、17名のボランティアランナーが、国際交流の橋渡し的な役割を担っていただきました。かくして外国人ランナーと日本人ランナーの国際交流の舞台を用意することが出来ました。
外国人ランナーと日本人ランナーを均等に5つのグループに振り分けました。コースは、松虫寺、吉高の大桜、印旛沼付近のサイクリングロード、印旛中央公園など桜の名所を通り、ランナーは桜祭りが開催された軽費老人ホームよしきり様にも立ち寄り、足湯も体験いただきました。
結果的にこのグループ分けをして、各グループにボランティアランナーを配置したことが功を奏し、外国人、日本人が交流しやすい状況を作り出すことが出来ました。参加された外国人ランナーからは、口をそろえて多くの日本人と交流をすることが出来、本当に楽しかったと言っていただきました。
今回の開催にあたっては当協会としての初めてのマラソン大会の主催という事もあり、課題がたくさんある中で、一つずつそれをクリアしながら大会を開催することが出来たというのが正直な感想です。開催にあたり、多くの方のサポートがございました。特に協力会社として前日のオープニングイベントでの全面協力、大会当日での案内役を多数送り出していただいたホテルマークワンの皆様、唯一の給水所として足湯、焼き鳥に加えて、和太鼓のおもてなしまでご提供いただいた軽費老人ホームよしきりの皆様には多大な貢献をいただき、お礼の申し上げようがございません
後援をしていただいた印西ロータリークラブ様、印西市社会福祉協議会様、および協賛企業の印西市市民活動支援センター様、協力企業のだがしやあめちゃん様、好評判だったお弁当を提供いただいたキッチンアン様、心から御礼申し上げます。
そして本大会には17名のボランティアランナーをはじめ総数40を超えるボランティアの方たちに協力いただきました。5年ぶりの開催を楽しみにしていた外国人ランナーの想いがボランティアの皆様に伝わり、全てのボランティアの方が日本人のおもてなし、ホスピタリティの精神で外国人ランナーに接していただき、その結果外国人ランナーから想像を遥かに超える反応をいただきました。
そして外国人ランナーだけではなく日本人の参加者からも新たに標榜した国際交流の要素を取り入れたエコマラソンに対しての反響が大きく、数えきれないほどの感謝のお言葉をいただきました。大会を支えていただいたボランティアの方達の貢献は計り知れないものがあり、感謝のことばも見つかりません。
最後に本大会の実行委員の皆さま、8月の準備段階から大会当日まで多くの時間を削って頼りない私を支え、大会を成功に導いていただき本当にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
お陰様で懸念となっていた事故、リタイア、コースからの離脱は一切なく安全に大会を終えることが出来ました。